01-07/JAN/2023 #WhatsHappeningInMyanmar

2023年1月1日から7日までの1週間にミャンマーで起きたことです。

▼2023年を迎え、ミャンマーの人道問題はさらに深刻です。ミャンマー軍は 2022 年のわずか 1 年間で 4万1,355 軒以上の家屋を焼き払いました。クーデター以降、チン州だけで 10 万人近くが国内避難民となり、4万人以上がインドのミゾラムへ避難しました。クーデター以降、2,689 人の民主化活動家や民間人が殺害され、 1万3,300 人が拘留中で、 142 人が死刑宣告を受けています。

▼2023年1月1日、ミャンマー民族民主同盟軍、タアン民族解放軍、アラカン軍の3つの同盟は、軍事独裁政権を攻撃すると正式に発表しました。 カチン解放機構議長は、一致団結して革命を支援する重要な時期であり、一般市民を殺害し拷問している軍事評議会軍は選挙実施を許可されていないと述べました。3日に開催されたNUG閣議はこの共同声明・発言を歓迎し、持っている/手に入れたリソースを無駄なく管理し、革命的なニーズに合わせて効果的に実行すれば、良い結果が得られるだろうしています。連邦首相は、民族グループの願いである連邦民主主義を実施し、その政策を変えないことを約束しています。軍と停戦に合意したアラカン軍は、副司令官が「軍事独裁を倒すには、全員が一致団結する必要がある」と訴えています。

▼軍事評議会は、独立75周年記念日である1月4日に記念式典を行い、7,012人の恩赦を発表しました。これは、海外へ向けて「正常化」をアピールする目的だとも言われています。しかし政治囚の釈放は約200人のみで、33年の懲役刑を決めたアウンサンスーチー氏らは含まれていません。また、軍事評議会は、「仏教徒のビンラディン」と呼ばれ、ロヒンギャへの宗教的憎悪を煽る高僧を表彰しました。

▼軍事評議会が実施しようとしている「総選挙」をめぐる動きも出てきました。5 日、NUGは全国民への訴えを発表し、軍事評議会が「偽の選挙」の事前投票リストを1月9日から31日まで収集しようとしていることに対して、彼らに協力しないよう、 脅威がある場合は記録して報告するよう、また、国勢調査を行う場合でも間違った情報だけを伝えるよう、呼びかけました。

▼2022年12月26日から、全国でパスポートの発行が停止されています。これは、在外ミャンマー人からの金銭支援がNUG、PDFの主な資金源となっているとする軍側が、若者の出国を規制するために行った措置だとも、パスポート製造用の材料が不足しているためだとも、あるいはパスポート発給システムの改修のためだとも言われています。

▼2022年12 月 最後の日まで12日間にわたってカレン州では、軍事評議会軍とカレン民族解放軍および地元国民防衛隊連合軍とのあいだで熾烈な戦闘が繰り広げられ、軍側が少佐2人を含む戦死者48 人、負傷者61人を出し、多数の武器・弾薬やサブマシンガンを捕獲され、装甲車両2台を破壊され、抵抗勢力側も、1人が戦死し、17人が負傷しました。また、カレン州では別の地域でも年末から戦闘が発生し、2023年1月1日、軍側はヘリコプター・戦闘機による空爆を実施、地元および近隣の村々の住民は避難を余儀なくされました。さらに2日、KNLA 合同部隊は別の地域にある国境警備隊 (BGF) 基地を占拠し、これに対し軍側が空爆を行っていると報告されています。

ザガイン地方域の村々でも軍事評議会軍が侵入して発砲や放火をつづけ、数千人の住民は着のみ着のままで、寒期で寒さの厳しい山中へ避難しました。カレン州、ザガイン地方域だけでなく、2023年にはいってチン州タニンダーリ地方域マンダレー地方域マグウェー地方域でも軍事評議会軍と抵抗勢力との戦闘が行われています。

▼1 日、NUG 国防相は、革命では人・ 資金力・武器が必要だが、革命側は十分な人材を持っており、国民の支援と寄付で予想を超える資金を受け取り、この資金を使用して、継続的に武器を補充し、すべての PDF 大隊を武装させていると述べました。また、ドローン攻撃のために特別に編成された「連邦の翼」は、カレン民族同盟の領土で2022年中に437 件のドローン攻撃を行い、 200 人近くの軍事政権兵士を殺害したとしています。

目   次

国内情勢

◆12月29日、タニンダーリ地方域Longlon郡区Waidi村で行われた結婚披露宴で2回の爆発があり、16人がDaweiの病院に搬送された。「2人が黒いビニール袋を落とした」と目撃者は DVB に語った。攻撃の責任を主張しているグループはない。

◆カレン民族解放軍KNLAは、1日、第5旅団支配地域の住民に対し、軍の評議会に賛同・協力しないよう呼びかける声明を発表。声明の中でKNLAは、軍が今年実施を計画している総選挙の正当性を認めていないため、軍側に協力する住民を法の規定に基づき処罰すると警告した。

◆1日、MNDAA(ミャンマー民族民主同盟軍)、TNLA(タアン民族解放軍)、AA(アラカン軍) の3つの同盟は、軍事独裁政権を攻撃すると正式に発表。 KIO/KIA (カチン解放機構) 議長は、一致団結して革命を支援する重要な時期であり、一般市民を殺害し拷問している軍事評議会軍は選挙実施を許可されていないと発言。

◆2日、カチン独立機構 (KIO) 議長 N’ Ban La 将軍 (79 歳) は辞任し、Gam Shawng 将軍が後任となった。健康上の理由とされる。 KIO はすでに NUG の連邦民主主義憲章を受け入れており、NUG とともに戦い続ける。

◆2日、パスポートの発給が無期限停止。 ヤンゴンを含む国内のすべてのパスポート申請および発行オフィスが無期限に閉鎖され、パスポートの発行が停止されているとのこと。

◆ヤンゴン市タケタ郡区で2日、3回爆発があった。いずれも病院や寺院付近等、人通りの多い場所。軍関連施設や拠点がない場所であったことから市民抵抗勢力のイメージ失墜を狙った軍による行為との見方も。 また北オウカラパ、フラインターヤー郡区でも1日〜2日にかけて爆発事件が発生。

◆カヤー州ロイコー空港に3日、何者かがロケット砲を撃ち込んだことで、警備にあたっていた警察官1人が負傷。軍の施設が破損した。現在この空港では旅客機の離着陸はほとんどなく、専ら軍が物資輸送の拠点として使用している。

◆3日、国民統一政府第81回閣議開催。大統領代理は、「2023 年の新しい年を迎え、国民は今年何が起こるかを楽しみにしている。 それを、実際に仕事で証明しなければならない。私たちは、言葉と仕事を一致させる必要がある。 これが、新年に全政府関係者に伝えたい最初のメッセージだ」と挨拶し、私たちが持っている/手に入れたリソースを無駄なく管理することが非常に重要だと指摘した。また、連邦首相は、私たちは、昨日発表された共同声明から、革命勢力が団結し、テロ軍事集団に対抗する準備ができ、すべてのグループは一緒に前進することを熱烈に決めたことがわかる。革命的なニーズに合わせて効果的に行えれば、良い結果が得られるだろうと述べた。(National Unity Government of Myanmar, 2023年1月3日 16:55)

◆連邦首相のマンウィンカインタンは、国民統一政府 @NUGMyanmar が民族グループの願いである連邦民主主義を実施し、その政策を変えないことを約束した。(Public Voice Television, 2023年1月2日 19:37)

◆軍の情報筋によれば、在外ミャンマー人からの金銭支援がNUG、国民防衛隊PDFの主な資金源となっているとして若者の出国を規制するよう軍司令官から出された命令を受け、旅券の発給が一時停止している。旅券製造用の材料が不足しているためとの情報も。 クーデター後、若者の海外への流出が止まらないという。

◆ヤンゴン市ヤンギン郡区所在の旅券発給事務所前に技術面での改善を図るため業務を一時中止するとの貼り紙が出されている。昨年3月人の密集を避けるためオンラインでのQRコード事前取得システムに変更後、コード転売や仲介手数料が50万Ksに跳ね上がる等の問題が起こっていた。

◆軍司令官は1日〜2日にかけて全土停戦合意NCA署名済みの少数民族武装組織の指導者に名誉学位を授与。授与の対象となっていた署名済み組織の一つシャン州復興評議会(RCSS/SSA)のユェ・スィッ議長は授与式に姿を現さなかった。 NLD政権時代に下院議長を務めたティークンミャ氏は出席した。

◆ミャンマー国軍、「仏教徒のビンラディン」を表彰。ロヒンギャへの宗教的憎悪を煽る高僧を称えた。

◆ラカイン州シットェー市で4日、軍評議会により開催された独立記念日の式典に参加したラカイン人政党アラカン解放党(ALP)の党員3人が帰路、何者かに射殺された。 ALPは、クーデター後、軍の和平交渉の呼びかけに応じて協議に参加している。アラカン軍(AA)とは確執があると言われる。

◆昨年、いわゆる和平会談のために政権指導者と会ったRCSS (シャン州の復興評議会) のリーダーは、1月4日のネピドーの独立記念日祝賀会に出席しない。

◆軍評議会とアラカン軍AAとの間で停戦合意がなされた後、捕虜交換が開始。軍により拘束されていたラカイン族市民が解放され始めている。 これに続きAAは、CDM実践中の行政長100人余りを呼び出し職務復帰を促している。今後、軍が予定している総選挙でAAが軍側に立ち、市民に圧力をかける可能性も。

◆5日、軍評議会はネーピードーに全土停戦合意(NCA)未署名組織であるワ州連合軍UWSP、マインラー軍NDAA、シャン州進歩党の指導者を呼び、憲法改正等について協議する3回目の会合を開いた。 SSPPのサインス報道官は、政府と議会が存在しないこのタイミングで会合を持つのは時期尚早とコメント。

◆5 日、国民統一政府は「革命勢力から全国民への訴え」を発表。テロリスト軍事評議会が、彼らが準備している「偽の選挙」の事前投票リストを1月9日から31日まで(23日間)収集しようとしていることに対して、NUGは全国民へ、テロ戦争評議会のプロセスに協力しないよう、 脅威がある場合は記録して報告するよう、また、国勢調査を行う場合でも間違った情報だけを伝えるよう、呼びかける。(National Unity Government of Myanmar, 2023年1月5日 22:04)

◆軍と停戦合意し協調路線に舵を切ったかのように見えるアラカン軍(AA)のドクター・ニョートゥンアウン副司令官が6日、ダボン・ピューというペンネームで詩「Unity」を発表。 「軍事独裁を倒すには、全員が一致団結する必要がある」と訴えるもの。詩の中で副司令官は軍を「戦犯」などと表現している。

人道問題

◆戦略政策研究所 (ISP-Myanmar) 、クーデター以降、チン州で 10 万人近くが国内避難民、4万人以上がインドのミゾラムへ、592件以上の戦闘が9 つの郡区( 125 件がMindat郡区)で、33 回以上の空爆(27 回がPaletw郡区)、放火攻撃により 1,175 棟の家屋と建物( 1,011 棟がThantlang郡区)が破壊された。

◆2023 年 1 月 2 日更新:2,689 人の民主化活動家や民間人が殺害された。 拘留中13,300 人、うち服役中1,940人。死刑囚100人。 欠席判決121 人、うち42人は死刑判決。 合計 142 人が死刑宣告。 保釈24 人、釈放3,463人。

◆NUG によると、ミャンマー軍は 2022 年、わずか 1 年間で 4万1,355 軒以上の家屋を焼き払った。

軍事政権による恣意的な逮捕、殺害、暴力

◆マンダレーのAmarapura 学生自治会メンバーであるマンダレー看護訓練学校2 年生Aung Kyaw Khantは、Obo 刑務所裁判所によって 15 年の刑を言い渡された。彼は、2022年6月に逮捕された。

◆12月31日と2023年1月1日、Mandalay Young Force (MYF) とWet Let PDF の 16 人のメンバーが、軍事評議会によって逮捕された。 逮捕者のほとんどは、僧侶を含む 18 歳未満。市民はSNS上で、これは軍時政権が反ジュンタ武装抵抗勢力のせいにする企てだ暴露したが、Chindwin News Agencyはその報告を独自に確認できない。(Chindwin News Agency, 2023年1月2日 17:07)

◆マンダレー僧侶連盟の幹部の一人であるウー・アーサーラ僧正が3日、マンダレー市チャウットージーパゴダで、他の僧侶らと共に軍事独裁への抵抗の意思表示のための写真を撮影していたところ拘束された。現在の詳しい状況は分かっていない。

◆ヤカイン州北部でのアラカン軍AAと軍との間の戦闘に関連してAAと繋がりがあるとしてこれまでに一般市民200人が軍により拘束され、昨年末から現在にかけて100人が解放された。 未だに100人が拘束されたままで、非合法組織との関係を取り締まる法律第17条(1)、刑法505条(a)、第131条等で起訴されている。

◆16歳位の少年4人に対しダゴン郡区少年裁判所は3日、武器法19条(f)違反で禁錮3年を言い渡した。4人は昨年1月に誕生日会のために友人宅を訪れた際、友人宅から拳銃2丁が見つかったとして軍と警察に拘束された。4人はタンリン少年刑務所に送致される見通し。

◆恋人たちを待っている刑務所の前にいる人々によると、インセイン中央刑務所の何人かの受刑者は、今日の1月4日午後2時30分頃に釈放され始めました。

◆ミャンマー軍が政治犯ら7012人を釈放、家族らが出迎え。アウン・サン・スー・チー氏は“対象外”【映像】

◆軍事政権は 4 日、「刑事訴訟法第 401 条第 1 項に従って」 7,012 人の囚人を釈放すると発表。AAPP は、193人の政治犯の釈放を確認した。少なくとも 19刑務所から約 300 人の政治犯が釈放されたと理解している。

軍事政権による国民・財産への攻撃

◆米を収穫している地元の農民を追跡して発砲した後、1 月 2 日午前 8 時 33 分頃、軍事政権軍はザガイン地方域Khin-U郡区にあるMyaKan村を銃を発砲して襲撃し、村の家々に火を放った。

◆ザガイン地域タゼー郡チュンドーゴン村を5日、兵力100人程度の軍部隊と軍製民兵ピューソーティーが焼き討ち。住民は避難。 3日にスィンゲー村のピューソーティー基地をタゼーPDFが攻略した後に、補充要員として派遣された軍の兵員による行為。

◆ザガイン地域キンウー郡インバッ村を軍が5日、重火器で攻撃。住民約2千人が東方および南方の村へと退避。6日にはチュンフラ郡チャーダガン村とタンビンゴン村を兵員100人程度の軍部隊が占拠。住民計約2千人が着の身着のままで山中に避難。寒期のため防寒服が必要。防水シート、医薬品、食料も。

◆ザガイン地域ディペーイン郡のサッピャージン村とボウッ村に7日午後5時頃、軍が侵入。焼き討ちを開始したため村の全住民が村外に退避。

平和的抗議・CDM

◆ザガイン地方域で、テロリスト軍事政権に抗議する住民のデモ行進が連日行われている。

https://twitter.com/Nandar85526889/status/1609464945145532416?s=20&t=4CBGHz9nfN0oNMZ85RmyqQ

◆ザガイン地方域では軍事評議会軍と地元の防衛隊との間で衝突があり、チンドウィン川沿いの村ではまだ抵抗がつづき、双方が負傷したり死亡したりしています。これらの写真は、1月2日にチンドウィン川のほとりの村で、「みんなで革命的な新しい年にしよう」というスローガンの下おこなわれた抗議の様子です。(BBC Burmese, 2023年1月2日 22:02)

◆ザガイン地域カター県インドー市の警察、行政局、交通警察署が、PDFやCDMへの参加等を理由に長く自宅を離れている市民に対し、ビラを配ったり、車で市内を巡回し拡声器でビラの内容をアナウンスするなどして帰還を呼びかけている。 「法秩序の領域に戻るなら斟酌する」との説得も。

武装抵抗・PDF・戦闘

◆2022 年 12 月 19 日から 31 日までの 12 日間、カレン州アジアロードで軍事評議会の縦列と地元防衛合同軍Cobra縦列との間で熾烈な戦いがあり、軍評議会側は少佐2人を含む 48 人戦死、61人負傷、多数の武器・弾薬が捕獲され、Cobra統合軍側は、Cobra縦隊10人負傷、ドナ縦隊1人戦死・4人負傷、White Dragon縦隊3人負傷した。軍評議会は重火器を使用し、ヘリコプターで攻撃し、さらにはジェット戦闘機で戦ったが、KNLA第 18大隊は 1 台の MA3 (サブマシンガン/5.56x45mm)を捕獲し、2 台の敵の装甲車両を破壊した。(မျက်မှောက်ခေတ်, 2023年1月8日 22:01)

◆2023 年 1月 1 日、NUG 国防相U Li Monは、すべての PDF 大隊と PAKAF に武器を装備する計画が立てられていると述べた。革命では、人、 資金力、武器が必要だ。 彼は、人々の参加によって戦われている現在の革命は十分な人材を持っており、「資金に関しては、国民の継続的な支援と寄付により、予想を超える資金を受け取り」、この資金を使用して、継続的に武器を補充し、すべての PDF 大隊を武装させていると U Li Mon 氏は述べた。(Burma Associated Press, 2023年1月1日 19:56)

◆KNU の武装部隊 (カレン民族解放軍第 16 大隊) は、カレン州コーカレイ県Taung Sun 村の僧院に駐屯している政権軍と衝突し、12 月 31 日、軍事評議会は戦闘が行われた地域に空爆を開始した。1 月 1 日午前 4 時頃に再び衝突が発生し、紛争地帯は、午前 8 時頃、午前 10 時頃、午後 12 時頃にヘリコプターによる 2 回の爆撃と戦闘機による 1 回の爆撃を受けた。Taung Sun村、Win Kha村、Kin Khana村、A Nang Kwin村、Khu Khan村、Sin Pyay村および近隣の村の住民は安全な場所に避難した。

◆KNLA 合同部隊は、カレン州 Kyin Pygyi 郡区にある Taungdon 村の軍事評議会の下にある国境警備隊 (BGF) 基地が、 Karen National Union (KNU) の Karen National Liberation Army (KNLA) によって占拠されたと報告した。 戦闘に参加しているLion大隊奇襲戦略隊は、Trisu寺院通りの南端にある 3 つの BGF キャンプのうち 2 つが、本日 1 月 2 日の早朝に統合軍によって占領されたと報告した。 KNU旅団6(Dupalaya 県)はまた、軍が2日間、空から発砲していると述べた。 (BBC Burmese, 2023年1月2日 18:21)

◆「連邦の翼」(=ドローン攻撃のために特別に編成された武装抵抗部隊) は、2022年に実施した 437 件のドローン攻撃で 200 人近くの軍事政権兵士を殺害したと述べた。 このドローン部隊はNUG 首相の支援を受け、ミャンマーの通信情報技術省と連携し、カレン州のカレン民族同盟 (KNU) 第 3 旅団の領土で活動している。 (Chindwin News Agency, 2023年1月5日 17:57)

◆2023年にはいって、カレン州、ザガイン地方域、チン州、タニンダーリ地方域、マンダレー地方域、マグウェー地方域で起きた戦闘。

カレン州Kyainseikgyi 郡区で4日、数十人の政権軍を殺害。抵抗勢力は軍の第 32、283、284 歩兵大隊の基地を一時的に占領したが、軍事政権が戦闘機とヘリコプターによって激しく空爆したため、その地域からの撤退を余儀なくされた。抵抗勢力は、基地襲撃で約200人の政権軍を殺害し、抵抗勢力の戦闘員4人が亡くなったとと主張している。
ザガイン地方域Kani郡区のチンドウィン川で3日、軍用の食料輸送船を拿捕。2つのPDFグループが70人の兵士と食料を上流に輸送している2隻の軍用モーターボートを攻撃して拿捕。政権兵士2人が死亡、豆や食用油などの物資が入った約100個の米袋等を押収した。
ザガイン地方域の2つの村で、4つのPDFグループが地雷を使用して政権軍を待ち伏せ攻撃し、政権兵士を少なくとも1名殺害。
チン州Matupi 郡区で4日、Chinland Defense Force-MatupiがMatupi-Paletwa道路にある軍事政権の第304歩兵大隊入口ゲートを攻撃し、政権兵士が死傷。
タニンダーリ地方域Palaw郡区で2日、Palaw-KarenPDFと政権軍とが銃撃戦、2人の政権軍と1人のPDF戦闘員が死亡。
◆マンダレー地方域 Pyawbwe 郡区で4日、第75回ミャンマー独立記念日を記念する式典の警備任務を行っていた政権軍を、Tike Daung-People Revolutionary Allianceが遠隔操作の地雷で攻撃、数名の政権軍を殺害。
マグウェー地方域Seikphyu郡区で2日、Seikphyu Barmahtee-PDF の15人が軍事政権に待ち伏せ攻撃され、8人が死亡。PDFは自動小銃が不足しているため、軍事政権の待ち伏せを防げなかったという。

国際関係

◆中国の新しいビルマ特使は、昨年末、雲南省で、7 つの民族武装組織指導者と会談。特使は、軍事政権が行おうとしている選挙に関する彼らの立場について話し合った模様。

◆昨年12/30にアウンサンスーチー国家顧問の最後の判決が下され、刑期が計33年となったことを受け、グテーレス国連事務総長は3日に開かれた記者会見で、アウンサンスーチー氏の即時解放を求めた。

◆在バンコク・ミャンマー大使館に期限切れ旅券の更新手続きの予約券取得のために大勢の在タイ移民労働者が押し寄せた。大使館発表によれば7日だけで6千人に予約券を発行。長時間待機で倒れる人も。 コロナとクーデターの影響による経済の落ち込みにより労働者の流出が止まらない。

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