1-7/JAN/2025 #WhatsHappeningInMyanmar

2025年1月1日から1月7日の間にミャンマーで起きたことです。

サイバーセキュリティー法発効:軍事政権はデジタル独裁をさらに推進。
空軍力増強:軍事政権へロシアからSu-30 SME戦闘機2機引渡し。軍事政権はパラモーターを配備して上空から攻撃、子供を含む5人を殺害。
大晦日・元旦の空爆:軍事政権は5つの州と地方域で空爆を開始し、少なくとも20人の民間人が死亡。
恩赦:軍事政権は全国の刑務所から囚人6,044人を釈放。政治犯は339人のみ確認。
難民船を接岸拒否:ラカイン州から約300人の難民を乗せた船。1隻は軍事政権に停泊させられたまま、2隻はマレーシア政府に追い返される。
国勢調査暫定値:軍事政権は総人口5131万人と発表。全土330郡区のうち調査完了は145郡区のみ。
停電と断水:大都市では電力供給が1日4時間に制限。ヤンゴン市では1月7日に断水。
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詳しい日誌、出典は、下記をご覧ください。
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国内情勢

◆ミャンマーが発注した6機のロシアSu-30 SME戦闘機のうち最後の2機が、2024年12月15日に引き渡された。

◆2024年12月31日、軍事評議会による国勢調査暫定値発表。国勢調査の基準日である2024年9月30日午前0時時点のミャンマー国内の総人口は51,316,756人で、2014年の51,486,253人より15万人以上少ない。 治安上の懸念から、全土330郡区のうち145郡区が完了、127郡区は部分的に完了、58郡区はまったく完了しなかった。原文(英語版) ⇒ https://dop.gov.mm/sites/dop.gov.mm/files/publication_docs/2024_provisional_result_eng.pdf

◆2025年1月1日NUGは「春の革命のため、そして国民の平和と配慮のため、様々な刑務所や拘置所で服役中の囚人169人に、刑事訴訟法に基づき無条件恩赦が与えられた」と発表。上記に該当しない残りの囚人や被拘留者にも、刑事訴訟法に基づき、刑期の3分の1の減刑が与えられた。

◆1日、国民統一政府(NUG)は2025年元旦演説で、指導部の再編と少数民族との協力強化の計画を明らかにした。

軍事政権は領土の50%以上を支配していない。また、彼らによると、人口の40%は彼らの支配下にない。 地域諸国は依然として、選挙が前進への道であると考えているのか?

◆カチン独立機構(KIO/KIA)のンバン・ラ議長は新年の演説で、KIOは2024年までにカチン州の中緬国境地域の軍事評議会基地のほぼすべてを制圧した、この地域を基盤として強固な国境地域を築きたいと述べた。

◆軍事政権指導者がカレン族の新年のメッセージで、平和のための対話と交渉を常に歓迎すると述べたその日、彼の部隊はカレン州を爆撃した。 KNU、平和評議会KNU/KNLA(PC)、DKBAは、「この独裁者が倒れるまで、この国は発展しない。平和はない」と語る。

◆軍事政権は1日付で「サイバーセキュリティー法」を発効。VPN規制を強化。軍事政権は情報の流れをコントロールすることで、デジタル独裁をさらに推し進めることを目指している。2024年以来、軍事政権は、内輪のマスコット・グループが仲介する中国の機器、技術、サポートを利用して、監視と検閲を強化してきた。

2024年に起きた最も重要な政治、民族、軍事、自然災害の出来事のいくつかを紹介

◆軍事政権は、1月4日のミャンマー独立77周年を記念する恩赦として、全国の刑務所に収監されている180人の外国人を含む6,044人の囚人を恩赦し、釈放したと発表した。外国人は国外追放、終身刑の114人は、禁錮15年に減刑。

◆2024年12月15日に中国昆明で中国が仲介して行われた軍事政権とMNDAAとの和平交渉は、合意に至らず失敗に終わった。1月に再協議する予定だが、専門家は、双方の要求が相手側にとって受け入れられないため、成功する可能性は非常に低いという。

経済ビジネス

◆ミャンマー国軍も武装勢力も資金源は「ケシ」 薬物大量生産の目的地はニッポン。

◆ヤンゴン電力供給委員会によると、ヤンゴンの郡区では、2025年1月5日から1日16時間の停電が発生する。交互電力供給システムでは、3つの電力グループ(A、B、C)で4時間電力が供給され、その後8時間停電する。

◆ヤンゴン地域電力公社筋によるとヤンゴン、マンダレー等の大都市では間もなく1日の電力供給が4時間に制限される。1/5よりヤンゴン市内の郡区を3つのグループに分け4時間給電8時間停電の輪番停電を行ったが改善が見られなかったため1日4時間給電に踏み切る。軍評議会はTVで節電、節水を呼びかけている。

◆深刻な停電に見舞われ、住民は1日4時間も電気が使えないヤンゴン市で、ヤンゴン市政府は、ヤンゴンのジョーピューパイプラインの大規模修理のため、1月7日に一時的な水不足になると発表した。

人道問題

300人近い難民を乗せラカイン州マンアウン郡区から来た船がエーヤワディ地方域Hainggyikyun付近で12月27日、軍事評議会に停泊させられ、1月7日現在、上陸も出港も許可されていない。船には妊婦、80歳以上の高齢者、子どものほか、病人も乗っている。

軍事政権による恣意的な逮捕、殺害、暴力

◆All Myanmar Political Prisoners Network (PPNM)によると、2024年に女性3人、男性18人、LGBT1人を含む合計22人の政治犯が、刑務所内で適切な医療を受けられなかったために死亡した。

◆PPNMの調査によると、不法越境で逮捕され起訴されたロヒンギャ族が、主にインセイン刑務所、パテイン刑務所、ミャウンミャ刑務所、マウピン刑務所、ピャイ刑務所に拘留されていることが確認されている。

◆ミャンマー全国政治犯ネットワーク(PPNM)は、以下のことを文書化し、確認している。 2024年に不法に殺害された政治犯は、女性1人、男性8人の計9人。 2024年に適切な医療を受けられなかったために死亡した政治犯は、女性3人、男性18人、LGBT政治犯1人で、計22人。

◆政治犯支援協会(AAPP)の12月27日発表によると、2021年クーデター以降、 軍事政権によって殺害された民間人は6,087人、不当に逮捕・拘束された民間人の総数は28,051人、依然として拘留されている民間人は21,479人。

◆軍事政権に反対するNUGの人権省は「違法な徴兵監視」と題する重要な報告書を発表し、軍事政権の命令により2万2,000人以上が強制的かつ違法に軍事訓練に徴兵されているという重大な懸念を表明した。

◆アウンサンスーチー氏が通っていたオックスフォード大学の学長は、スーチー氏の解放を求める3人の元外務大臣の呼びかけを支持した。 セントヒューズ大学の学長は、スーチー氏の解放を求める書簡をミャンマー政府に送った。

◆ミャンマー政治犯ネットワーク(PPNM)は、5,864人の囚人を釈放した4日の独立記念日の恩赦で約600人の政治犯を釈放したという軍事政権の主張を否定した。40以上の刑務所を監視したPPNMは、刑法の扇動罪で投獄されていた男性208人と女性131人の政治犯の釈放だけ確認できた。

軍事政権による国民・財産への攻撃

◆ミャンマー軍事政権は大晦日と元旦に5つの州と地方域で空爆を開始し、少なくとも20人の民間人が死亡した。空爆により、31日カレンニー (カヤー) IDPキャンプで3人、バゴーのヒンズー寺院で7人、マンダレーの村で5人、ラカインの村で5人が死亡、南シャンで被害、2025年元日バゴー、北シャンで被害。

◆ミャンマー軍は先月から、パラモーター(低速で移動する小型エンジン付きグライダー)を配備し、中部の村々を上空から攻撃。最初の報告は、2024年12月25日にマンダレー地方域Taungtha郡区のZa Yat Gyi村からあった。31日、Ngazun郡区で3機のパラモーターを使用し、子供を含む5人を殺害。

平和的抗議・CDM

◆タニンダーリ地方域で行われた軍事独裁政権に対する抗議デモ。「恐怖を取り除き、この暗黒時代を勇敢に乗り越えよう」と書かれた横断幕を掲げた。

武装抵抗・PDF・戦闘

2025年1月2日現在、ミャンマーの勢力状況マップ

◆12 月に 4 つの新しい主要都市(郡区または郡区の行政区分の主要都市)が占領された。ラカイン州のAnnとグワは AA が、チン州MatupiとKanpetletはチン同胞軍が占領した。軍事評議会は現在、全国主要都市の 76% を支配 (都市部の過半数) している。

国際関係

◆マレーシア海上法執行庁(MMEA)は1月4日、ミャンマーからの不法移民約300人を乗せた船2隻が1月3日夕方、マレーシア北部ランカウイの南西に接近し、2隻を同国領海から追放したと発表した。1月3日、マレーシア警察は船が座礁したランカウイの海岸で、ミャンマー出身のロヒンギャとみられる200人以上を拘束した。 声明の中で、マレーシア当局は、MMEAが2隻の船に食料や清潔な飲料水などの支援を提供し、その後、同国の海上国境まで追放して航行を継続させたと述べた。当局は、彼らがロヒンギャであるかどうかは明らかにしていない。ミャンマー西部でのロヒンギャ弾圧後、多くの人々がマレーシアやバングラデシュの難民キャンプに逃れたとみられる。これらの難民は通常、イスラム教徒の大半が住むマレーシアにたどり着くまでに何カ月も海を漂流するか、タイを経由してマレーシアに密入国しなければならない。

MNDAA特区解放1周年にあたっての寄稿

◆「ミャンマー民族民主同盟軍による特区解放1周年:平和の夜明けの下での新たな旅と挑戦」 (著者・李毅)

◆「14年戦争を振り返ると、平和を大切にし、歴史を忘れないようになる」(作者:杨越川)。 苦労して掴んだ平和、未来をしっかりと抱きしめて、明るい未来のために一緒に頑張りましょう。

◆2024年1月5日午後4時48分、ミャンマー民族民主同盟軍の某中隊が南天門山主峰に登頂した時、14年間民族民主革命を遂行してきた人民武装勢力は、ついに「コーカンの祖国をすべて回復した」と世界に誇らしげに宣言した。革命家たちはコーカンの人々が毎年祝うにふさわしい祭り、解放記念日を創り上げた。

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