Day: 2022年12月18日

11-17/Dec/2022  #WhatsHappeningInMyanmar

2022年12月11日から17日までの1週間にミャンマーで起きたことです。
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▼先週に引き続き、国際関係で、注目すべき動きがありました。国連総会は、NUG推薦の現大使をミャンマー代表として決定しました。米国は、ミャンマーの国民だけでなく、NUG、NUCC、CRPH、CDM、および同盟組織を支援するビルマ法修正案を可決しました。EUは、EU-ASEANサミットへの軍事政権代表の出席を認めず、NUG外相をブリュッセルに招待しました。他方、ロシア、中国などは、新たな戦闘用ヘリコプター、ジェット戦闘機を軍事政権に引き渡しました。
▼「全国停戦協定(NCA)」に署名した7つの民族武装組織が、軍事政権との和平交渉を行う交渉チームを結成しましたが、いまのところ軍事政権はこれを無視しています。なお、このグループに、有力な民族武装組織は加わっていません。
▼ザガイン地方域の村々へ、情報を遮断し、交通を遮断し、村を焼き討ちし、残虐な殺害や拷問を行い、恐怖を与えて抵抗勢力から村人を離反させようとして、軍事政権は空爆や重砲による砲撃を続けています。カレン州でも軍事政権は空爆・砲撃を行い、パープン郡区では4つのコメ倉に放火し、村民は日々の食糧を失ってしまいました。シャン州でも、軍事政権の空爆・砲撃が行われ、数千人の住民が避難しています。
▼バングラデシュの難民キャンプから船で脱出を図るロヒンギャが、2,000人を超えており、とくに先月から、故障して2週間以上漂流する船が相次ぎ、餓死者が出ています。彼らは、難民キャンプの治安悪化、食料・飲料水不足、故郷に戻れる展望を失うなどに直面しています。

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