連日、各地で平和的な抗議活動、都市部では短時間のフラッシュデモが行われています。チン州では国軍による大規模な軍事攻撃が行われ、多数の住民が避難しました。都市部では国軍によるPDF摘発がつづき、電車内での警察官襲撃事件が起きました。9月国連総会における現ミャンマー国連大使の信任に向けて、NUG側の動きが目立ってきました。NUG主催「春の宝くじ」「ラッフル・チケット」が販売されました。Covid-19感染拡大がつづき、公休日が延長され、経済活動が停滞し、チャット安・金価格上昇が止まりません。
8月9日
9日、NUG国防相、7月の1か月間で戦闘などにより国軍兵士が743人死亡と発表。
8月10日
10日、国軍側、ヤンゴンのボタタウン郡区44番街のアパート３階の一室を襲撃し、逃げようとした女性１名を含む20代の住民5人が屋上から飛び降りて死亡。射殺と推定された1人が、屋根裏に一晩隠れた後フリーゾーンに脱出したことが１週間後に明らかになる。
10日、NUG、定例会議（2021年18回）開催。
10日、CDF-Mindat、CDMに加わった本格的な兵士に500万チャットの賞金提供と発表。
10日、カチン殉教者デー。
10日、国連のミャンマー担当ブルゲナー事務総長特使、国軍指導部が権限を強化する決意を固めている様子がうかがえ、NLDは近く解党となる恐れがあると指摘。同時に、加盟国が行動を起こすまでミャンマーは引き続きチョーモートゥン氏が正式な国連大使であり、指導者はアウンサンスーチー氏とウィンミン大統領だと述べた。
10日、キリンHD、2021年度中間決算発表でミャンマー事業について「現時点で撤退は考えていない｣。
8月11日
11日、国軍側外務省、在ミャンマー中国大使が９日、ミャンマー国内の21の開発事業向けに600万ドル超を資金供与する合意文書に署名したと発表。
8月12日
12日、国軍側、公休日をさらに1週間延長し8月22日までとすると発表。公休日は7月17日～25日の9日間が、7月26日～8月1日、8月2日～8月8日、8月9日～8月15日と延長されている。
12日、国内で生産された真珠を評価する会合がネピドーで開催され、米英カナダの制裁対象に指定されているミャンマー真珠公社（MPE）の合弁会社も出品。田崎真珠もMPEと取引している。
12日、ミャンマー国連代表部、公式サイト公開。
12日、NUG防衛省、#5MillionChallenge ဆိုတဲ့ Global Campaign 開始。抽選券（１枚＝10USD；｢春の宝くじ」とは別）の売上げは、ミャンマー全土の春の革命に参加する市民と若者の生計を助けるために使われる。
12日、数万ユーザーがFacebookのプロフィールを、9月国連総会でNUGの国連大使信任を求める「Accept NUG, Reject Military」に書き換えた。
12日、中国外務省、シャン州から中国の雲南省瑞麗市への砲撃着弾について、国軍に対し正式に抗議。
12日、オリンピック2020サッカーのミャンマー代表として来日したピエリアンアウン選手、難民認定が決定。
8月13日
13日、国軍側、チン州CDFへの攻撃再開。Mindat郡区周辺でCDFの領土に入りロケットとRPGロケットを使用、4,000人近くの人々が避難を余儀なくされた。
13日、ミャンマー中銀、市中銀行に対して「直近の為替オークションで中央銀行が市場介入したレート」を今後の参考レートにすると、先週通達。
13日、金価格が１ティカル（約16.6グラム）当たり162万6,000チャット（約10万8,000円）となり、1日から2週間で約3.3％上昇。
13日、ミャンマー中銀、ソーシャルメディアに流れた一部の地方銀行が閉鎖するという噂を否定。
13日、NUG、9月の国連総会でミャンマー国連大使としてチョーモートゥン氏の信任を支持するオンライン署名開始。
8月14日
14日夕方、武装グループが、Ahlone駅とKyeemyindaing駅の間でRangoon-Insein通勤電車を護衛していた6人の警官に発砲し、4丁の銃器を奪い逃走。
8月15日
15日、国軍側保健省、Covid-19新規陽性者2,674人・総数35万4,279人、陽性率26％、新たな死者数185人・累計1万3,293人と発表。新規陽性者数、陽性率、死亡者数が減少。
15日、NUG主催の「春 (Nwayoo) 宝くじ」発売開始。1枚2,000チャットで抽選は隔月、収益の30％は賞金で、残りはCDMに提供される。
15日、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバン、首都カブールを制圧し、政権を掌握、ガニ大統領は国外に脱出。
第28週末
国軍の弾圧による犠牲者は8月14日までに971人。
Follow me!
