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Pyu Saw Htee はミャンマーの国民全員が知っているパズルのようです。どうしてでしょうか？
Pyu Saw Htee (ピューソーティ) という組織は、現在、国民の命を絶っている恐ろしい組織です。
Pyu Saw Htee に関して軍隊に尋ねると、これは自分たちが結成している組織ではないと語りました。また、NLDの野党であるUSDPも、これを組織していないと言いました。
一方で、ミャンマーの国民全員が Pyu Saw Htee のことを知っています。誰がこの組織の背後にいるのかについても話し合っています。
しかし、告発された組織はすべて不正行為を否定した上、Pyu Saw Htee と呼ばれている組織もメディアへのインタビューを拒否しました。
したがって、誰もが知っていると思っていても Pyu Saw Htee のことはパズルのままですから、これはミャンマーの国民全員が知っているパズルのようだと言ったのです。
Pyu Saw Htee の活動
7月27日にマンダレーで恐ろしい事件が起こりました。バイクに乗ってストライキ（抗議行動）をしている若者たちに、銃を持っている私服の人々が隠れていたところから急に出て来て銃を発砲し、3人の若者が銃弾に当たりました。さらに、マンダレーのいちばん有名な Maharmyatmuni バゴダの近くにいた少女も頭を撃たれ、その場で亡くなりました。地域住民と学生たちはその銃撃者が Pyu Saw Htee だと言いましたが、私服の警察それとも私服の兵士だと思った人もいました。
ミンジャン市でも、私服の男性が街の通りをバイクに二人乗って行ったり来たりしていました。後ろに座っている人は手に、布で包まれた銃を持っています。住民は、時々そのようなバイクが少なくとも10台ぐらい通っていると言いました。彼らは塾の教師の家に入り、椅子に座っていた教師を銃で撃ち殺しました。殺人者は自分たちは Pyu Saw Htee だと言いました。また、ミンジャン市でレストランを経営している夫婦も、町のはずれバイクに乗っているとき撃ち殺されました。これも Pyu Saw Htee がしたと、ほとんどの住民が言っていました。
軍隊は Pyu Saw Htee が存在しないと言いましたが、7月28日版の国営新聞は、ミンジャン市で PDF や Pyu Saw Htee などほかの武装勢力が活動していると述べていました。
Pyu Saw Htee は上記の悪事だけではなく、他のいろいろな悪事も犯しています。
Pyu Saw Htee の武器訓練
8月7日、Taikgyi 市にある山のふもとで軍隊が Pyu Saw Htee に武器操作を教える訓練をしていると、あるPyu Saw Hteeのメンバーが Myanmar Pressphoto Agencyに述べました。 それによると、その訓練コースはもう5回目だとのことです。
マンダレー地方域にあるいくつかの村でも軍隊が武器操作の訓練をしているとMyanmar National Postが6月14日に報道しました。Myanmar National Post とは軍隊の活動を支持して書くことが多い報道機関です。
ホマリン市の市外にある茶畑の近くで軍隊がPyu Saw Hteeを訓練したと、Pyu Saw Hteeの警告リストに載っている一人がBBCに語りました。
ヤンゴン地方域Thingangyun市にある道路交通局の近くの住民は、軍隊がPyu Saw Hteeコースを行うから9月初旬に自宅から避難するように命じたと言いました。
Pyu Saw Htee中央委員会が会員に向けた指令の内容
5月14日に Pyu Saw Htee中央委員会は会員向けの指令を出しました。これは、Mekong News Agency が放送した、Pyu Saw Hteeのリーダが発言した音声ファイルによる説明と一致しています。この指令の主な目的は、機密性とインテリジェンスです。
- 実際のプロファイルを使用して、FacebookアカウントにPyu Saw Hteeについて投稿してはいけない。
- Pyu Saw Hteeの投稿を再投稿・シェアしてはいけない。Pyu Saw Hteeセンターは、コピーするなと指示しています。
これは、Pyu Saw Hteeのメンバーであることに気付かれないようにすることを意味します。
- Pyu Saw Hteeで使用する特別の電話番号を分離しておくように。
- 反対派グループが報告するように指示されているviberグループから、Pyu Saw Hteeのviberグループを分離するように。
- 情報は軍の治安部隊に集中される。警察に直接報告するのではなく、Pyu Saw Hteeセンターを通してのみ報告するよう指示されている。
Pyu Saw Htee中央委員会は、野党のメンバーになりすましていたPyu Saw Hteeメンバーが野党に協力したとして警察や兵士が逮捕された場合、6時間以内に通知を受ける必要があります。これらは、Pyu Saw Hteeセンターの指示に詳しく説明されています。
Mekong News Agency放送の音声ファイルでは、軍隊に反対しているどんな組織の情報でも得られたら、Pyu Saw Hteeの首脳に報告させると、軍隊がすぐに来て捕まえると言っています。軍隊と Pyu Saw Htee 首脳の間には個人的なつながりがあります。この発言は、ホマリンでの事件を思いださせます。あるホマリン市居住者は、ホマリン市でのPyu Saw Hteeの武装訓練について語った後、そのリストに載っていたすべての人々が軍隊に逮捕されたとBBCに語りました。
火がなければ煙は出ない？
中国のことわざは、火がなければ煙は出ないと言っています。 Pyu Saw Hteeグループが秘密の諜報ネットワークを形成していたため、煙が出ているにもかかわらず火を簡単には見つけられませんでした。
煙があっても火が出にくいのは事実です。しかし、紙袋に火を隠すことはできないということわざがあります。活動がある場合、100％秘密にすることは不可能です。Pyu Saw Htee の行動、指令と発言をつなげてみると、Pyu Saw Hteeとは何なのかを、はっきりと認識することができるのではないでしょうか。
以上は、BBC Burmese ｢ပျူစောထီးအဖွဲ့ ဘာတွေလုပ်သလဲ (Pyu Saw Hteeは何をしますか？)｣ Khaosod Online を基に紹介しました。
なお、 Pyu Saw Htee に関する記事に、RFA, 2021/5/12「ပျူစောထီးဆိုတာ ဘယ်သူတွေလဲ၊ သူတို့ ဘာတွေလုပ်နေလဲ」があります。ビルマ語メディア翻訳班（TK）訳 ｢ピューソーティーとはだれなのか。彼らは何をしているのか。」として翻訳されています。
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