カイン (カレン) 州

カレン州は、こんなところです。

・カイン州はミャンマー南東部に位置しています。
・1989年まで、州の英語名は「カレン州」でした。
・いくつもの鍾乳洞や丘、山地からなる地形を有し、州内にはその山々が連なる地形の影響で南から北へと流れる河川があります。
・ミャンマー最長の河川であるサルウィン川はカイン州の中心を流れており、流域では農業を主にしてます。
・カイン族が居住して、大部分は仏教徒です。

・州の東部にあるミャワディはタイのメーソート郡と国境を接し、物流の要所であり、ミャンマー第2の交易都市となっています。

カイン州の経済の中心都市、ミャワディ (#crd#googlephoto)

第二次世界大戦が終わって英国植民地支配(民政)が復活し、ビルマ独立に向けての動きが進んでいたころ、歴史的経緯からカレン族は分離州を主張し、1947年2月のパンロン協定への署名を拒否しました。1948年にビルマ連邦独立後もカレン民族同盟 (KNU) は州となることに満足せず、完全な独立を要求して1949年、武力闘争を開始し、国軍との戦闘をつづけてきました。2011年、ミャンマーは長くつづいた軍政から民政に移管し、幅広い改革が行われ、KNUは全土停戦合意文書 (NCA) の署名に参加ました。しかし、今回のクーデターによって国軍の攻撃が再開されました。
KNUの武装組織はカレン民族解放軍 (KNLA) です。現在カレン州では、カレン国境警備隊 (BGF)、カレン民主仏教軍 (DKBA)、カレン国民連合/カレン国民解放軍平和評議会 (KNU/KNLA-PC)、カレン国防機構 (KNDO)、人民防衛隊 (PDF) など、さまざまな武装組織が国軍の残虐行為に対して戦っています。

カイン国家の民族武装軍団 (#crd#googlephoto)
カレン州の美しい風景を紹介します。

Photo by Sa Yar Lone

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