軍事評議会が空爆・砲撃でカヤー州の町を破壊

 破壊されたNan Mal Khoneの町

2月24日、テロリスト軍事評議会とKarenni合同部隊の間で戦闘が発生しました。
軍事評議会はカヤー (カレンニー) 州Demoso郡区Nan Mal Khone町を、午前11時から航空機を使用して7回以上攻撃し、爆弾を投下しました。

 現在(2月24日)、カヤー (カレンニー) 州のほぼ全域で戦闘が激化しており、軍事評議会が過度の軍事力を行使してから9日目になりました。
Nan Mal Khone町は、空爆によって住民たちの家屋が破壊されました。

空爆と砲撃で家を破壊された避難民

ミャンマーでは、軍事評議会による空爆、砲撃、放火等で破壊された村や町がたくさんあり、殺された人々も多数います。
テロリスト軍隊は人間の居住地を目標として攻撃してるので、その地域の住民たちは避難を余儀なくされました。国内避難民キャンプ (IDPs Camp) で避難する人も増えており、日々、多くの支援を必要としています。

国民を守るための軍隊が自国民を殺害しているということは、本当に理解できません。
ミャンマーの国民は軍事評議会の違法行為や暴力に直面し、いろいろ困難になっていても、民主主義を取り戻すために全力で頑張っています。

Khit Thit Media (2020年2月24日 現地時間17:06) を参考にしました)

空爆の激化は、ミャンマー軍の軍事力の弱さの表れ

BERTIL LINTNER氏はASIA TIMES (2022年2月24日) に寄稿した「Tatmadaw fighting a losing war in Myanmar」の中で、ミャンマー軍による空爆の激化は、「伝統的な対反乱作戦の変化であり、強さよりも軍事力の弱さ」であると指摘しています。

「ロシア製のハインドタイプの攻撃ヘリコプターが今月もロケットと機関銃を発射し、ジェット戦闘機はクーデターへの抵抗が特に強いカヤー州東部の主に民間の標的と思われるものに爆弾を投下」するといった国軍の最近の空爆作戦の動機になったものは、地元の抵抗勢力による最近の攻撃であると述べ、このことは同時に、国軍「地上部隊の戦闘能力について新たな疑問を投げかけて」いると書いています。

対軍隊との戦争で使用される殺傷破壊能力が強い兵器を、自国の民間人に対してまで使用することは人道に対する罪です。

軍事評議会が空爆・砲撃でカヤー州の町を破壊

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