ザガイン地方域で、軍が400軒以上の家屋を焼き払う

軍事政権によるザガイン地方域での攻撃で400軒以上の家屋が全焼する大きな被害を受けたと、BBC Burmes が伝えています。

စစ်ကိုင်း ထဲက စစ်ကောင်စီရဲ့ သတ်ဖြတ်မှုများ」(BBC Burmes、2022年2月26日ミャンマー時間0:49) から、その様子を紹介します。このニュースには、家屋が焼けおちて廃墟となった村の様子が映っています。

村の400軒以上が放火によって全焼

ザガイン地方域Shwebo郡区にあるNamsarit村で、400軒以上の家屋が全焼しました。大きな武器で攻撃されて、火事から逃げられなかった老人が死亡しました。住民たちの一部は銃撃により殺されました。

地元住民によると、2月25日、ミャンマー国軍がSagaing地方域Shwebo郡区にあるNamsarit村に入り、重火器を用いて攻撃したので、地元住民はすぐに避難をしました。
村に入った国軍は、住宅に火をつけました。村の住宅600軒のうち、400軒以上は火をつけられたとのことです。
火事は午後5時になっても燃え続けていたので、地元住民は国軍が村から出発した後、すぐに村に戻って、消火しました。

戦いは住民と国軍の戦いではなく、国軍が勝手にやっている戦いであり、重火器によって大怪我をした人や火傷で死んだ人などもいる、と地元住民はBBCに証言しました。

近くの2つの村も攻撃を受け、家屋が焼かれる

また2月24日、Shwebo郡区Gway Pin Kone村で住宅約10軒が焼き壊されました。周辺のNga Pi Oe村でも住宅約100軒が焼き壊され、住民が避難しました。

RFA (2022年2月25日) は、200軒以上の家が放火されたと報じています。

3人の女性が焼殺される

Kalay郡区では、母親を含む3人の女性が、逮捕された翌日に、焼死した遺体となって発見されました。

2月23日、Sagaing地方域Kalay郡区Chaung Gwa村で、戦火から避難していた親子3人が軍によって焼き殺された、2月24日朝7時半か8時ごろ、焼き殺された死体をカレー郡区Kwin Kyin村とThan Pho村のあいだで見つけたと、父親がBBCに話しました。

ザガイン地方域では、国軍の激しい攻撃による避難民は十万以上になりました。

別の村では500軒以上の家屋が焼き払われる

RFA (2022年2月25日) の報道「Pro-junta forces torch hundreds of more homes in Myanmar’s volatile Sagaing region」によると、

24日・25日の2日間にわたって、約70人の兵士とザガイン地方域Shwebo郡区のPyu Saw Htee民兵との合同部隊がHna Ma Sar Yit村を攻撃し、25日早朝の襲撃では、攻撃者が村に無差別に発砲して少なくとも3人の民間人を射殺し、500戸以上の家屋を焼き払い、数千人を逃亡させたと伝えています。

火災で全焼した家屋、まだ火が燃えている家屋を撮影したビデオ映像が、このRFA報道記事中にあります (https://youtu.be/f2Rj9xDls90)。Hna Ma Sar Yit村にどれほどの被害があったのかが、よく分かります。家を焼かれた村人たちはどうしているのでしょう。一生かけて家を建てると言われています。家を無造作に灰にさせられた村人たちの無念の思いと、軍への怒りが、ビデオを見ていると感じられます。

ミャンマーナウ紙も報道しています

Myanmar Now (2022年2月25日) も「စစ်တပ်ဝင်သည့် ရွှေဘိုမြို့ နှမစားရစ်ရွာတွင် ၃ ဦးသေ၊ အိမ် ၄၀၀ မီးလောင်」と報じています。
この記事の日本語訳 (ビルマ語メディア翻訳班(SA)訳) は「軍が侵入したシュエボー市ナマサリ村で3人死亡、住宅400軒が火事に」をご覧ください。

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