「春の宝くじ」と「5百万ドル抽選券」

春の宝くじ (Spring Lottery)

クーデターに抵抗する市民的不服従運動 (CDM)

今年2月1日、軍がクーデターを起こしてから7か月以上が経過した。クーデターの日から国軍の厳しい弾圧の下に国民は、大規模な反軍事政権デモや「人がいない沈黙のストライキ」を実施したり、市民的不服従運動 (CDM) に参加したりして、軍に抵抗してきました。

市民的不服従運動 (CDM) に参加している教師、医者等、さまざまな分野の広範な従業員たちを支援するために、寄付できる国内外の人たちが寄付することで、お互い助け合いながら今まで戦ってきました。しかし、クーデターが長引いているために、CDM への寄付は以前より弱まっています。

「市民的不服従運動の参加者等へ寄付する」ための宝くじ

そんな時に、国民統一政府(NUG) が主催して、「民主主義を勝ち取る」「市民的不服従運動の参加者等へ寄付する」 という目的で、電子宝くじの販売を計画しました。1枚2,000チャット(日本円で133円)で最低限5枚から購入でき、販売金額の7割を募金として使い、3割を当選者に還元します。

国軍の妨害にもかかわらず、スタート初日に5万枚売れる

電子宝くじの販売は8月15日にスタートし、販売開始時から1時間以内に5万枚分が売れました。宝くじ販売計画は、「春から始まって現在に至る革命のため」だから、「春の宝くじ」と名づけられました。宝くじは何十万人の中から1人だけが当たるものだから、当たる可能性が低いと知りつつ、国民は国 (NUG) への寄付金だと思って、経済的に厳しい状況の中でも購入しました。

それに対して、国軍側は偽販売サイトを作ったり、販売者や購入者等を拘束しようとしたり、銀行側を制圧して銀行からの現金引き出しを制限したりして、販売を妨げようとしました。しかし、国民の団結力と軍への抗議精神には勝てませんでした。

軍の厳しい弾圧、非人道的行為と共に国民の軍への怒りや憎しみは日々強まっており、ミャンマー国民は、軍により殺害された犠牲者たちのため、不当に拘束されている方たちのため、民主主義のため、将来のため、死ぬ気で戦い続けるつもりです。

5百万ドル抽選券 (5 Million Raffle Ticket Challenge)

抽選券の目的

不法な軍事政権を根絶するために、ミャンマー全土で国民防衛隊 (PDF) が命がけで戦っています。

彼/彼女らの衣食住を含めた様々な要件を満たす目的で、防衛省 (連邦議会代委員会 (CRPH) と国民統一政府 (NUG) の下に創立) が主催して、「5 Million Raffle Ticket Challenge」というキャンペーンを8月12日から8月28日まで実施しました。

500USD(日本円で5億円超)の募金を集める

これは、1枚10 USDの抽選券を50万口(=合計500万USD)販売して500万USDの募金を集めようというキャンペーンで、開始日から2週間たった日に目標を達成しました。

抽選会は9月5日、ミャンマー時間7時にライブ配信で開催されました。画家、政治家、俳優、歌手など様々なフィールドの有名人らが提供した、革命に関する絵画や作品等が、当選者への賞品となりました。

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