28/NOV-3/DEC/2023 #WhatsHappeningInMyanmar

2023年11月28日から12月3日までの6日間にミャンマーで起きたことです。

1027作戦から1か月
*NUGとチン州、カヤー州、カチン州の民族政治組織は共同で、 ミャンマー軍兵士らに降伏を呼びかけた。
*解放したザガイン地方域の町で、新しい行政を開始した。また、この町の民間銀行から接収した資金をNUG設立の暫定中央銀行(ICB)によって国家予算として管理することを発表した。
*反軍事政権連合は、 ラカイン州、 チン州、ザガイン地方域、 カチン州、 シャン州、 カヤー州、 カレン州の町の13の町を完全に支配し、なお攻勢を強めている
NUGとカチン州の民族政治組織が、さまざまな分野での現在および将来の協力について協議した。
*軍最高司令官ミンアウンフラインは、北シャン州の軍事前哨基地に対する攻撃で損害を被ったことを認め、6500人の「外国人ドローン専門家」が活動し、ドローンからは2万5000発以上の爆弾が投下されたと非難した。また、ネピドーで行われた祭りで、ヤダヤ(厄払い)の儀式を行った。

1027作戦の目的と今後
*KNDFの副司令官、訪日中のNUG外相ジンマーアウン氏らが、一連の戦闘の戦況と作戦の目的などに関してメディアへのインタビューに詳しく答えた。外相は、軍の独裁に抵抗する各地の武装組織が数週間以内に「次のレベルの集中攻勢に出る」と発言。
*ミャンマー軍事政権の「終わりの始まり」が始まったという論評。専門家らが、1年間にわたるNUGと民族組織との協議・調整を経て一連の攻撃が行われたこと、各少数民族組織は自らの地域の解放とともに軍事政権を倒し連邦制の民主国家をつくるという目標に向かっていること、政治目標に関する合意形成が今後の展開のカギになること、軍評議会が空爆・重砲による民間人・民間目標を標的にした攻撃をエスカレートする危険、等を指摘。

軍事政権の対応
*2011-16年に政権を握っていたテインセイン元大統領の政府を名指しし、この政府は国有企業を支援せず、民営化または閉鎖し、その結果、国民経済の重要な柱である製造業が打撃を受けたと批判、また、軍出身の元情報大臣Ye Htut氏に、「虚偽ニュースの拡散」と「扇動」の罪によって10年の刑を処した。

民間人の被害、急増する国内避難民
*軍の空爆・重砲・銃撃で、カヤー州では11月11日から27日までに民間人76人が死亡、シャン州北部では6歳の少女を含む民間人5人が死亡など、民間人への攻撃が増加している。カヤー州では350回の空爆が記録されている。ラオカイ町、ラカイン州などで多数の国内避難民が急増し、食料・燃料・薬などの不足が深刻になっている。
*軍は、シャン州では、大量殺傷兵器であるクラスター爆弾を投下

中国と軍事政権との関係
*中国外交部報道官は、ミャンマーの関係各方面に対して、できるだけ早く停戦して衝突をやめるよう促すと呼びかけ。
*軍最高司令官ミンアウンフラインは北シャン州での敗北要因に「外国人ドローン専門家」の活躍を指摘した。
*中国外交部報道官は、中国とミャンマーの同胞の友情に水を差し、両国の友好関係を破壊する行為は思い通りにはならないと述べた。
*中国艦船がヤンゴンに寄港し、中国、ミャンマー海軍の合同演習が行われた。

日本財団笹川会長が軍司令官と会談
*1027作戦から1か月後の11月28日に、ミンアウンフライン軍最高司令官と会談

詳しい日誌、出典は、下記をご覧ください。↓
 #WhatsHappeningInMyanmar

目   次

国内情勢

◆軍隊が損害を被っているため、軍事政権のトップであるミンアウンフラインは再び魔術に訴え、ネピドーで最近行われた祭りでヤダヤ(厄払い)の儀式を利用し、その行事に関連するすべての数字(例:3,600本のろうそくに火を灯す)を合計すると「魔法」の9になるようにした。

◆【詳しいインタビュー】カレンニー民族防衛隊(KNDF)のマルウィ副司令官が、カヤー州の現在の戦闘状況1111作戦の目的、降伏した兵士や非CDM者たちの扱い空爆や砲撃など今後も待ち受ける危険について語った。【詳しいインタビュー内容が有り】

◆1027作戦開始から1か月経過した11月27日、NUGとチン族戦線(CNF)、カレンニー民族防衛隊(KNDF)、カレンニー民族人民解放戦線(KNPLF)、パオ国家連邦評議会(PNFC)、カチン避難民支援プログラム(KPEZ)は共同で、 ミャンマー軍兵士らに降伏を呼びかけた。

◆【Sai Wansai 氏の分析】1027作戦から全国規模の作戦へ。NUG、3同胞同盟は、すべての利害関係者との合意形成を行い、国全体に向けた共通の政治的課題をできるだけ早く策定する必要がある。

◆現在のミャンマー情勢をよく分析しているレポート。 ミャンマー軍事政権の「終わりの始まり」、全土で攻勢に出る抵抗勢力が誓う。

◆27日にミャンマー入りした日本財団の笹川会長が28日ネーピードーに。10:00ミン・アウン・フライン・SAC議長兼首相兼国軍司令官との会談⇒14:00ヤー・ピェ・内務大臣との会談⇒15:30トゥン・トゥン・ナウン・国境大臣との会談。29日ヤンゴンで、9:00 88世代の指導者との会談⇒11:00ミャンマー和平専門家との会談⇒14:00ミャンマーにおけるイスラム系民族指導者との会談⇒16:15ミャンマー和平専門家との会談。日本財団、ミャンマー軍政と西部学校建設支援の覚書を更新。

◆FreeKachinによれば、残念ながら、日本財団理事長・笹川氏の匪賊ミアウンフラインのファシスト軍に対する終わりのない宥和と共謀行為は、連邦民主国家ミャンマーにおいて、日本に計り知れない重大な代償と影響を与えるだろう

◆29日の軍事政権の声明によると、政権トップのミンアウンフラインはネピドーで開催された軍事評議会で、北シャン州の軍事前哨基地に対する先月の攻撃に「外国のドローン専門家」が関与し、「高度な技術を備えたドローン」を使用していたと述べた。同氏は、「外国の専門家」がどの国の出身者なのかは明らかにしなかった。別の報道では、シャン北部の戦闘で6500人の「外国人ドローン専門家」が活動し、ドローンからは2万5000発以上の爆弾が投下されたと非難した。

◆ネーピードー筋によれば、6月に軍評議会により駐ラオス大使に任命されたミャッテッウー元南東部軍管区司令官が、ネーピードーに召喚され、現在事情聴取を受けている。詳細は不明。別の外務省職員が臨時代理大使を務めているという。

◆【英語のビデオ有り】28日、日本を訪問中の国民統一政府NUGのズィンマーアウン外相が、NHKのインタビューに応えた。

◆東京新聞報道によると、NUG外相ジンマーアウン氏の言葉の奥から、日本のミャンマー外交への不満がにじむ。「軍全体の破壊は考えていない。国際社会の効果的な圧力で、軍幹部から変革の動きが出るよう期待する」と表明した。軍への効果的な圧力として、NUGとの外交関係の樹立と、国軍幹部や軍系企業への経済制裁を挙げた。しかし、日本はクーデター後、国会で非難決議をしたものの、欧米と違って国軍幹部などへの制裁をせず、既存の政府開発援助(ODA)事業を継続。NUGの正式承認もしていない。

◆NGU外相ジンマーアウン氏は、日本経済新聞のインタビューで、軍の独裁に抵抗する各地の武装組織が数週間以内に「次のレベルの集中攻勢に出る」と明らかにした。

◆29日、シャン州の2つの主要な武装勢力であるシャン州復興評議会(RCSS)とシャン州進歩党(SSPP)は停戦に合意したと発表した。SSPPは(TNLAとともに)以前、シャン北部の陣地からRCSSを追い出した。 1027作戦が始まって以来、どちらも比較的静かだった。

◆29日の会合でミンアウンフライン氏は、2011-16年に政権を握っていたテインセイン元大統領の政府を名指しし、この政府は国有企業を支援せず、民営化または閉鎖し、その結果、国民経済の重要な柱である製造業が打撃を受けたと述べ、さらに、ミャンマーの問題は国民が十分に働いていないことだと述べた。

◆30日、NUGの同盟関係委員会 #ARC とカチン政治暫定調整チーム #KPICT は会議を開催した。 ARCとKPICTの両方のリーダーとメンバーが出席し、さまざまな分野での現在および将来の協力について協議した。

◆ネピドーで開催された国家行政評議会(SAC)会議で、ミンアウンフライン上級将軍は次のように認めた: 同胞団同盟軍が政権軍をはるかに上回る兵力を展開したため、政権軍はシャン州北部の基地からの撤退を余儀なくされた。同胞団同盟は1か月にわたる戦闘中に外国の専門知識を使って政権基地に2万500発以上の爆弾を投下しと、120 mmを超える砲弾を発射した。軍事政権がラカイン州西部とチン州南部パレトワ郡でAAに対して全力で抵抗している。 一方、PDFとKNLAによるモン州とカレン州への攻撃が発生している。

◆MNDAAの報道官によると、コーカン自治区に住むすべての人は16歳になったら兵役に就かなければならないという政策があり、人種・男女の違いはない。一方、軍評議会のゾーミントゥンミャンマー報道官は、MNDAAは、主にシャン州(北東部)のラウカイ地域での仕事から戻ってきたシャン族とターアン族の若者を逮捕し徴兵している、と非難した。

◆12月1日、国民統一政府NUGのズィンマーアウン外相は、NUGが軍評議会との直接対話に向けて準備を進めていると自身が発言したとのNikkei Asiaの報道は誤りであると自身のFacebook上で発表。「NUGは軍評議会との対話が現実のものとなるのに必要な前提条件があると考えている」と述べたにすぎないと反論した。

◆軍事政権は、ヤンゴン地方域の町Khayanでバイクの使用を無期限に禁止。政権内部で、Khayan郡区で地元の反軍政勢力がバイクを使って政権治安部隊を攻撃するのではないかとの懸念が高まった。

◆「ザガイン地域域カウリン県カウリン郡区における行政機能開始宣言」 11 月 6 日、第 1 軍司令部に属するカウリン人民防衛軍は、カウリン郡区の制圧に成功した。 軍事評議会の管理と管理は停止され、12 月 3 日にカウリンで新しい行政が開始された。

◆「チンランド防衛隊(CDF)」幹部のナインタン氏(37)への取材。シャン州では10月27日、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)など3武装勢力が国軍への一斉攻撃「1027作戦」を開始。CDFは事前に作戦を知っていたものの、組織間の調整はなかったもようだ。

◆Irrawaddyでの @YeMyoHein5 による優れた記事 – 1027 作戦はよく調整された攻撃だった。それは自然発生的な出来事ではなく、より広範な抵抗運動と調整された1年にわたる準備、NUGとの広範な協議から生まれた

◆3日、JLPT(日本語能力検定試験)に、若者たちが並んでいる。 「合格すれば、日本に行ってそこで働くことができます。多くの若者が試験を受けています」と、日本に行く予定の男性は言った。

経済ビジネス

◆ビジネスと人権リソースセンターによると、韓国に本拠を置く投資ファンドMBKパートナーズが、ミャンマー軍管理下のミャンマー真珠公社(MPE)と提携して真珠を養殖しているとされる日本の宝飾品大手TASAKIの株式5億米ドルを売却する予定であると報じられた。

◆30日、NUGは、「抵抗勢力がザガイン地方ザガイン地方域Kawlin町の民間銀行5行から接収した440億チャット以上の資金は、NUG設立の暫定中央銀行(ICB)によって国家予算として管理される」と発表した。

人道問題

◆中国メディアによると、国境のフェンスぎりぎりまでおよそ1万2000人のミャンマー避難民が押し寄せ、中国側の人から食料などの支援を受けているようです。

◆国境に押し寄せてくるミャンマー難民を、発煙筒などを投げて追い払う中国の国境警備隊

◆12 月 1 日、 2 機のジェット戦闘機が北シャン州ナムカム町にクラスター爆弾を投下した。

◆2日、カヤー州のカレンニ人道援助機関(KHAIロイコー)は、1111作戦が始まった11月11日から30日まで、軍評議会軍がMoe Bye市(シャン州)とDemoso市で350回以上29 日には 1 日で 60 回の空爆を実施したと発表した。

軍事政権による恣意的な逮捕、殺害、暴力

◆オンライン投稿で軍評議会を批判した容疑で10月29日に逮捕された元情報大臣Ye Htut氏は、インセイン刑務所で、「虚偽ニュースの拡散」と「扇動」の罪によって10年の刑を言い渡された。氏は、短時間の非公開裁判で自ら弁護しただけだった。

軍事政権による国民・財産への攻撃

◆11日に開始した1111作戦を端緒とする戦闘の影響で、27日までにカヤー州ロイコー郡とシャン州南部モービェー郡で、重火器による砲撃で37人、空爆で24人、銃撃により15人、計76人の民間人が死亡したとカレンニー人道支援機構KHAIが28日に発表した。

◆28日、シャン州北部のムセ郡区とクッカイ郡区で、軍事政権の無差別砲撃、空爆、銃撃により、6歳の少女を含む少なくとも民間人5人が死亡、4人が負傷したと、Ta’ang Women’s Organizationが発表。

◆30日、軍事政権はザガイン地方域Taze郡区のNorth Ywar Shae村にある、軍事目標ではない中学校を2回無差別空爆した。さらに中学校の近くの3軒が攻撃された。

◆軍評議会軍は空爆に加え、海上から、あるいは重火器によってラカイン州Pauktaw市を攻撃し、閉じ込められた住民は避難している。

◆過去、何千人もの宿泊客が泊まってきた、カヤー州の州都にある美しい7階建てのロイコー・ホテルは、2日カヤー州で行われた軍事政権の空爆で完全に破壊された。軍事政権は全国の民間人が住む村、町、都市への空爆に大きく依存しており、無実の国民を死者にしている。。

武装抵抗・PDF・戦闘

◆MNDAAが北シャン州ラウカイ町周辺の軍事政権軍基地を制圧したあと、MNDAAと同盟軍はラウカイに向けて戦闘していると24日に発表し、MNDAAは民間人がラウカイから脱出する道路を開放した。27日までの3日間でラウカイ町に閉じ込められていた50万人以上が帰郷し、依然として町から出る人が続いている。

◆コーカン軍MNDAAによれば、28日、シャン州北部ラオカイ地域・軍作戦部隊指揮下のコンジャン市を拠点とする第125歩兵大隊が白旗を揚げ、隊員全員が投降。12日に少佐を大隊長とする軽歩兵大隊が投降したのに続き2度目となる。

◆ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)は28日にシャン州北部のKonkyan郡区を制圧し、大量の武器と弾薬を接収した。(MNDAA撮影のビデオ)

◆29日の時点で、反軍事政権連合はミャンマーの13の町を完全に支配している。現在激しい攻防戦が行われている、または陥落が予想される町のマップも有り。

◆29日、チン族武装勢力がRezua町を軍事政権の支配から解放したことを、地元住民は歓迎している。 ZZLMSとして知られる5つの同盟(チンランド防衛隊–Zotung,Zophei,Lautu,Mara,Senthang)とチン民族軍、チンランド防衛隊-Hakha,Thantlang,Hualngoram はすべて、Rezua町の軍基地に対する作戦に参加した。

◆【マップ12月1日現在のミャンマーの状況 :1027作戦の攻勢開始から 1 か月が経ち、抵抗勢力が勢力を拡大し、 #Rakhine ラカイン州、 #Chin チン州、 #Sagaing ザガイン地方域、 #Kachin カチン州、 #Shan シャン州、 #Kayah カヤー州、#Kayin カレン州の町を占領している。

◆12月1日午前4時にカヤー州コーカレイ郡でカレンニー民族解放軍KNLA合同部隊と軍との間で戦闘が開始。午前10時の時点で依然重砲や銃弾が飛び交っており、民間人に負傷者が出ている模様。

◆12月1日、TNLA軍は北シャン州Muse-Nam Hpat Kar道路の橋を守る軍評議会の前哨基地を占領した。

◆シャン州北部のSitYin橋、Lashio, Hsipaw Townshipの境界。ドタワディ川にかかる橋。これが破壊されるとLashioへの輸送にはHsipaw-Namtu-Lashioへと長い迂回を迫られる。その道の殆どはTNLAの活動地域。Lashioまでの鉄道もあるが線路周辺はTNLAが支配。商業輸送は無論、兵站に大きな影響がでる。

◆3日、20台以上の車両からなる軍の車列が、ヤンゴンからバゴーに、軍歌を叫びながら向かった。

国際関係

◆24日、公安調査庁の「X」で国際テロリズム要覧のページを更新したとツイート。「東南アジア・オセアニアのテロ組織」で、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、オーストラリアの情報は記載しているが、ミャンマーの情報はない。「世界の国際テロ組織等」にも、ミャンマーの少数民族武装勢力の記載は消えている。なお、9月発行の『国際テロリズム要覧2023』でミャンマー関係の記述はなくなっていた。

◆23日、北シャン州の中国とミャンマーの国境にあるナムカム郡区シャン州進歩党/シャン州軍(SSPP/SSA)管理区域で、SSPP/SSAがオンライン詐欺犯罪集団Tiger Spreadを襲撃して、中国人88人、ミャンマー人28人を逮捕。145台のPC、電話機204台等を押収した。逮捕された中国人は同日、中国政府に引き渡された

韓国外務省は、シャン州及びカヤー州を最も危険な地域を意味する危険度レベル4に指定。シャン州北部、カヤー州では軍と少数民族組織との間で戦闘が激化しており、シャン州東部では詐欺、麻薬取引を含む犯罪が急増しているとして渡航を止めるよう呼びかけている。

◆27日、中国海軍のミサイル駆逐艦やフリゲート艦がヤンゴンのティワラ港に入港。ミャンマー海軍と中国海軍は12月1日と2日、合同軍事演習を実施した。

◆28日、中国外交部報道官は、ミャンマーの関係各方面に対して、できるだけ早く停戦して衝突をやめるよう促すと呼びかけ。

◆シャン州北部コーカン自治区ラオカイ市のオンライン詐欺集団の下で働かされていたマレーシア人127人の救出に成功したとマレーシア外相が28日に発表。いわゆる北部3兄弟が1027作戦のもと軍への大規模攻撃を開始してから台湾人やフィリピン人等もラオカイに取り残されていた。

◆現地報道によると、中国はミャンマー軍事政権に対して、ミャンマーで活動していた犯罪組織の資産を引き渡すよう求めている。 中国側の要請による資産総額は約400億ドルと伝えられていて、それが本当であれば、ミャンマーのGDP全体(約651億ドル=2021年世界銀行)の80%に相当する。

◆29日、中国外交部の汪文斌報道官は、中国とミャンマーの同胞の友情に水を差し、両国の友好関係を破壊する行為は思い通りにはならないと述べた。

豪政府は、制裁の対象となっているミャンマー経済公社MECと取引きのあるワミン社の会長クンマウンミンウェー氏の所有するサッカークラブチーム、シャンユナイテッドの選手の入国を拒否。同チームは、30日にAFCカップで豪のクラブチーム、マッカーサーと戦う予定だった。

◆インドのミゾラム州内務省高官によれば、インド国境付近での戦闘からミゾラム州に逃れて来た軍評議会の兵士30人をインド空軍がスィヤハー県からヘリコプターでマニープール州モーレーに移送し29日にミャンマー側に引き渡した。それまでの段階で既に104人の軍評議会兵士がミャンマーに送還されていた。

◆29日、日本外務省HPを更新、ミャンマーの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ】。

◆30日、ベトナムに本拠を置くブルードラゴン(ミャンマーやカンボジアから人身売買被害者を救出するNGO)は、ミャンマーのオンライン犯罪組織による人身売買の被害者は、必要な労働ノルマを達成できない場合、臓器の売却を強制されていると発表した。

◆専門家の提言:EUは、崩壊した軍事政権との和平を仲介するために望まない調停にリソースを浪費するのではなく、軍事政権崩壊後の将来を見据え、すでに強力な団結へのインセンティブを形成する必要がある。

◆1027作戦開始後、シャン州北部で戦闘が拡大している影響でコーカン自治区ラオカイ市にオンライン詐欺集団による人身売買で送り込まれたベトナム人166人が取り残されている。学校の校舎に寝泊まりしているが飲水や食料が枯渇し危機に瀕している。ベトナム政府は11月6日、救出に向けて行動していると発表。

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